教員の紹介

研究者情報
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学位
博士(理学)
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担当授業科目
プログラミング入門II 先端材料/短期履修, プログラミング入門III 先端材料/短期履修, プログラミング入門II ????食品/短期履修, プログラミング入門III ????食品/短期履修, 情報デザイン?コミュニケーション総合工学I 情報??????
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専門分野
電波天文学, 宇宙物理学
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研究テーマ
星および銀河の形成過程の観測的研究, 超伝導光子直接検出器を用いたサブミリ波天文観測装置の開発
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研究内容キーワード
サブミリ波 天文学 宇宙 星 銀河 テラヘルツ波 超伝導 検出器 電磁波 電波 電波天文学
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所属学会
日本天文学会, 国際天文学連合
研究室の概要
星や銀河はどのように誕生し、進化してきたのでしょうか。ミリ波やサブミリ波と呼ばれる電磁波は、星の誕生の場となる低温(約?250℃)の星間物質から放射されるため、星や銀河の形成?進化の過程を探るうえで極めて重要な観測波長帯です。アルマ望遠鏡や野辺山45m望遠鏡など、世界最先端の電波望遠鏡群による観測によって、星や惑星の形成過程や宇宙誕生直後の銀河形成の様子が次々と明らかになりつつあります。現在、ミリ波?サブミリ波天文学はまさに黄金期を迎えています。本研究室では、天文学の研究を通して、望遠鏡サイトでの活動、観測装置の設計と製作、データ解析ソフトウェアの開発など、様々なアプローチで、宇宙の謎の解明に取り組んでいます。
研究室の研究テーマ
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次世代サブミリ波超伝導カメラの開発
サブミリ波の天文観測には、電波望遠鏡に加え、最先端の観測装置が不可欠です。本研究室では、チリのアステ望遠鏡、野辺山45m望遠鏡、メキシコLMT、グリーンランド望遠鏡など、世界各地の最先端望遠鏡に搭載するための電波観測装置を、国内外の機関と協力して開発しています。超伝導検出器を用いた受信機の開発を中心に、電磁界解析や3次元CADを用いた装置設計?製作を行い、望遠鏡での実運用も推進しています。
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電波観測データの較正および解析手法についての研究
本研究室では、最先端の電波観測装置で得られる観測データの解析手法の開発にも取り組んでいます。地上でのサブミリ波観測では、大気中の水蒸気による吸収や再放射の影響が大きく、天体信号や検出器由来の雑音との切り分けが重要な課題です。データサイエンスや機械学習の手法、観測方法の改良、ソフトウェアパッケージの開発などを通じて、ノイズが支配的な観測データの高精度な解析技術の確立を目指しています。
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宇宙における星?銀河の形成過程の解明
星や銀河はどのように生まれ、進化してきたのでしょうか。星や銀河の材料となる低温ガスやチリの観測に優れた電波観測は、この謎を解き明かす有効な手段です。本研究室では、自ら開発した観測装置で取得したデータやアーカイブデータを用い、データサイエンスの手法を駆使して観測データを解析し、星や銀河の誕生や進化の過程に迫ります。